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「ビジネス実務法務検定」試験対策の喫茶店「ビジ法カフェ」

◆はじめに◆

 

■ビジネス実務法務検定とは?

最近、企業の不祥事などが発生するとニュース等で
「コンプライアンス」という言葉をよく耳にするようになりました。

ちょっと難しそうな言葉ですが、日本語では「法令遵守」と訳されます。
簡単にいえば「法律や規則をしっかり守ること」ですね。

日常のビジネスをする上で、この「コンプライアンス」を意識しながら業務を行うことは、
リスクを予測してトラブルを未然に防いだり、
また実際にトラブルが発生してしまった場合の迅速な対応をするためにとても大切です。

しかし、ビジネスの現場で求められているのは、
例えば「司法試験」で問われるような高度な法律知識ではありません。

むしろ、必要なのは、
自らの業務を法的にチェックし解決できるレベルの
「基礎的で実務的な法律知識」です。

そんな「基礎的で実務的な法律知識」を
体系的かつ効率的に身につけることのできるシステムが、
東京商工会議所が主催する
「ビジネス実務法務検定」試験です。

規制緩和やIT社会の出現、国際化など、企業のビジネス・フィールドが拡大する中で、
「コンプライアンス」の基礎となる実務的な法律知識を持ち合わせた
ビジネスパーソンへの期待が高まりました。

そうした状況の中で、平成10年(1998年)に登場し、
ビジネスパーソンにとって必要な法律実務知識の基準(スタンダード)を示すものとして
高い注目を集めている新しい資格が「ビジネス実務法務検定」試験なのです。

この「ビジネス実務法務検定」の受験を推奨したり、
人事異動や採用の際の能力評価の参考にする企業が増えています。


■試験概要(平成16年度・試験要項より抜粋)

受験資格

1級/ビジネス実務法務検定2級合格者
2級・3級/学歴・年齢・性別・国籍に制限なし
試験日 1級/年に1回 12月
2級・3級/年に2回 7月と12月
試験時間 1級/午前10時〜(制限時間:共通問題2時間、選択問題2時間)
2級/午後1時30分〜(制限時間:2時間)
3級/午前10時〜(制限時間:2時間)
受験料 1級/10,500円(税込)
2級/6,300円(税込)
3級/4,200円(税込)
合否の基準 1級/共通問題、選択問題の200点を満点とし、各設問ごとに50%以上で
かつ合計点が140点以上をもって合格とする。
2級・3級/100点を満点とし、得点70点以上をもって合格とする。
試験方法 1級/論述式…共通問題(2問必須)、選択問題(4問中2問選択)
2級・3級/マークシートによる択一問題
※1級のみ判例のついていない六法(書き込みのないもの)を試験中使用可

(注)過去の要項を参考にしています。
受験にあたっては必ず、
東京商工会議所ホームページで最新の情報をご確認ください。


■各級の基準と出題範囲(平成16年度・試験要項より抜粋)

各級のレベル 対象 出題範囲
3級 ビジネスパーソンとしての業務上理解しておくべき基礎的法律知識を有し、問題点の発見ができる。(ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識を想定) 社会人全般
および学生
公式テキストの基礎知識と、それを理解した上での応用力を問う
2級 企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律的実務知識を有している。(知識レベルとしてのアッパーレベルを想定) 各部門の
法務担当者
公式テキストの基礎知識と、それを理解した上での応用力を問う
1級 業務上必要な法律実務知識をビジネス全般にわたって持っており、その知識に基づいて多面的な観点から高度な判断・対応ができる。(実務対応能力としてのアッパーレベルを想定) 法務部門
責任者
2級公式テキストに該当する法律および関連法令を出題範囲とする

(注)過去の要項を参考にしています。
受験にあたっては必ず、
東京商工会議所ホームページで最新の情報をご確認ください。

■「ビジ法カフェ」のコンセプト

さて、「ビジネス実務法務検定」がどんな資格試験なのか、
お分かりいただけたでしょうか?

それでは次に、
このサイト「ビジ法カフェ」をオープンしようと思った動機について簡単にご説明します。

私は、平成16年12月の第16回試験を受験し、2級を取得したのですが、
勉強を進める中で
不便に思うことがいくつかありました。

それは例えば、こんなことです。


?勉強のガイドラインになるウェブサイトがなかった

主催団体・東京商工会議所のホームページの他、
専門学校・予備校などが開設しているページはいくつかありますが、
他の資格試験にあるような
「受験生の立場からの」ページが存在しませんでした。


?書店によって関連書籍の陳列がマチマチ

私は首都圏の中核市に住んでいるのですが、
近所の書店に「公式テキスト」さえ置かれていないということがありました。

新しい資格ということもあってか、品ぞろえが書店によってマチマチというのが現状でした。


?受験生同士の交流の場が少ない

予備校等を利用しないで独学中心の学習プランを選択すると、
もう他の受験生と接する場はかなり限られてきます。
実際、私が他の受験生の姿を目にしたのは「模擬試験」と「本番試験」の
2度だけでした。

この3点って意外と重要なことではないでしょうか?

試験に興味を持った人は、まずネットで検索してみるか、
書店に行って情報を集めてみるか、はたまた誰かに尋ねてみるか、
そうした入口から「じゃあ受けてみるか!」という気持ちになるものだと私は思います。

ですから私は、この「ビジ法カフェ」を、
「ビジネス実務法務検定」に関連する情報が集まる、
受験生の立場からの
「ビジネス実務法務検定」総合情報サイトにしたいと考えています。


■「ビジ法カフェ」のコンセプト


「ビジネス実務法務検定」をより身近なものにするため、
当サイトでは特に必要な場合をのぞいて
「ビジ法」という略称を用います。


堅苦しいイメージがともないがちな法律系資格に新風を呼び込むため、
勉強や仕事の合間に気軽に来れる
「喫茶店(カフェ)」風のデザインにします。


大学受験などとは異なり、受験生間の競争ではなく
「いかに70%という正解率を出せるか」という試験なので(2級・3級)、
掲示板などを通じて
「積極的な情報交換」ができるようにします。


■こんな人に「ビジ法」をおススメします!!

スキルアップをしたいと思っている人

サラリーマンを経験すると「法律の知識って大事だな」と実感しますよね。
私は広告会社でコピーライターをやっていたのですが、
広告にも細かい規則があるし、「個人情報保護」についての文章を書く仕事もありました。

「プチ法律家」を目指したい人

「ビジ法」を勉強すると毎日のニュースが「分かる」ようになります。
ここ一年くらいでも、某ビル関連の事故が「土地工作物責任」という分野に関連しますし、
某大企業の株取引に関する問題は「証券取引法」の分野に絡むものだったりします。

就職試験のエントリーシートに書くことがない学生

「落ちこぼれ法科生」だった学生時代の私がそうでした。
短期間で集中的に勉強できる「ビジ法」は、他の資格試験に比べても受けやすいと思います。
早いうちに3級・2級を取ってしまえば、民法や商法の教科書が怖くなくなります。


■店主のプロフィール

ハンドルネーム アキサワ
プロフィール 1977年、神奈川県生まれ。某私立大学法学部卒。コピーライターとして働きながら、文筆活動を展開。現在はフリー。コンサート企画・作詞など音楽関係の仕事も。

2004年12月の第16回「ビジネス実務法務検定」試験で2級に合格。得点は87点。(自己採点では90点でした…)

2005年秋に小説『風にうたうインマイライフ』を出版。

 

 

 

 

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